ベアリング一覧
概要
機械のなかの軸を支える部品で、「産業の米」と呼ばれるほど機械には重要な部品で、回転運動や往復運動をする相手部品の荷重を受け、その動きをなめらかにする働きがあります。一般的な家庭で約100個のベアリングが使われており、見えないところで日々の生活を支えている部品です。
ラジアル玉軸受
一般的に「ボールベアリング」と呼ばれ、様々な業種で幅広く使われている「深溝玉軸受」やラジアル荷重と一方向のスラスト荷重を同時に支える事ができる「アンギュラ玉軸受」、内輪・玉・保持器が外輪に対してある程度傾いても回転することができる「自動調心玉軸受」などがあります。
スラスト玉軸受
一方向のスラスト荷重を受ける事ができるベアリングで、単式と複式があり、ハウジング軌道盤の取付座が平面や球面になっている製品があります。スラスト荷重を支える事はできますが、ラジアル荷重の負荷能力がほとんどありません。
ラジアルころ軸受
ベアリングを構成する転動体が「玉」ではなく「ころ」を使われており、つばの有無により形式分けがされ、衝撃荷重に強く、若干のスラスト荷重を受ける事ができる「円筒ころ軸受」や、円すい状の「ころ」を使用し、ラジアル荷重とスラスト荷重の合成荷重を受ける事ができる「円すいころ軸受」。軸およびハウジングなどの軸心の傾きを自動で調整できる「自動調心ころ軸受」などがあります。
スラストころ軸受
スラスト玉軸受より高荷重のスラスト荷重を受ける事ができるベアリングです。「スラスト円筒ころ軸受」や「スラスト円すいころ軸受」の他に、自動調心性があり、ある程度のラジアル荷重を支える事ができる「自動調心ころ軸受」などがあります